新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

沖縄ゼネラル 長嶺善憲社長 

 -2021年を振り返って。   

 コロナ禍で厳しい経営判断が求められる中、時勢を見極めながら事業再編に取り組みました。全国的な緊急事態宣言で観光が落ち込む中、観光関連事業は雇用を維持した形で一部を譲渡する一方、世界最大級のピザチェーン「ピザハット」と、沖縄で初めて宅配でのフランチャイズ(FC)契約を結びました。おかげさまで昨年12月に1号店「那覇泊店」をオープンすることができました。

 -ピザハット契約の経緯、今後の展開をお聞かせください。      

 以前から飲食事業に興味はあり、業態について研究・検討していました。ピザハットがFCを募集していることを知り、「これだ」とひらめきました。世界的な知名度はもちろん、沖縄は米国の食文化にもなじみがあり、テークアウト専門という業態も時流にマッチしています。今春には那覇市内に2号店、今後3年で離島も含め15店舗が目標です。将来的には弊社の支社がある四国での店舗展開も検討したいと考えています。飲食事業への参入は初めてですが、運営ノウハウの蓄積と人材育成に取り組み、経営の柱のひとつに成長させたいと考えています。

 -主力のコインパーキング事業は。

 緊急事態宣言の解除後は人の動きが戻り始め、売り上げは回復基調にあります。新たな動きとして店舗駐車場への導入ニーズが高まってきました。違法駐車対策などのリスク管理や収益確保が両立できることがメリットです。パーキング機器販売と、お客さまから土地をお借りして運営する方法がありますが、メンテナンスもできる弊社の強みを生かし、今後もお客さま目線での事業提案に取り組みます。

 -カラオケ機器の販売・レンタル事業について。

 カラオケ機器は「ジョイサウンド」ブランドのエクシングと特約店契約を結んでいます。お取引先にはマスクカラオケやマイクカバーなどのコロナ対策の徹底をお願いしています。全国的に契約件数が減少する中、沖縄は人口増加やコロナ後の観光回復を見込んだ先行投資として契約件数は伸びており、今後も増加を見込んでいます。

 -スポーツを通した雇用確保、人材育成にも取り組んでおられます。

 琉球コラソンの経営に参画し、琉球ゴールデンキングスや軟式野球の沖縄ゼネラルくすぶるず、社会人バスケチームのスポンサーにもなっています。複数の選手を社員として雇用し、本社ビルのジムを開放しています。企業PRだけでなく、人材育成や社会貢献の一環と考えています。

 -22年の抱負をお聞かせください。

 学生時代、感染症学の授業で「(未知のウイルスなど)見えない敵とは闘うな」と教わりました。その教えを経営でも実践できたと思います。今年は踏ん張り時で、コロナの影響を受けにくい分野では攻め時だとも考えています。その方向性を社員と共有しながら、新規のピザハット事業を中心に、グループ全体の成長を目指していきます。

 ながみね・よしのり 1971年生まれ、那覇市出身。米国・ユタ大学、琉球大学卒。2004年に沖縄ゼネラル代表取締役に就任し、グループ8社の代表を務める。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:ローマは一日にして成らず
  2. いま夢中になっていること:ゴルフ、UFOキャッチャー
  3. 休日の過ごし方:子どもたちと映画鑑賞