新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

鈴木信司氏 沖縄総合医療学院学校長

 -沖縄統合医療学院の紹介を。  

 本校は、柔道整復学科、鍼灸学科、理学療法学科、社会福祉学科からなる医療と福祉の専門学校で、ことし開学15周年を迎えます。

 柔道整復師の国家資格を目指す柔道整復学科は、整形外科、接骨院、整骨院などに加え、リハビリを行うデイサービスなどの介護施設からの求人も多く、パート勤務も可能で育児や家事と両立しやすいことから、近年は生徒の3~4割を女性が占めています。「はり師」と「きゅう師」の2つの国家資格を目指す鍼灸学科は県内唯一で、はり・きゅう治療院の他、美容サロンや病院などからの求人も増えています。理学療法士の国家資格を目指す理学療法学科は、整形外科やリハビリ専門病院、介護福祉施設など、卒業後の進路の選択肢の広さも人気です。以上の国家資格を取得すると、スポーツ分野でも活躍できるのに加え、介護事業所などで機能訓練指導員として従事することもできます。また、社会福祉士の国家資格を目指す社会福祉学科は卒業後、行政分野や福祉施設などで医療ソーシャルワーカーとして活躍できます。

 -国家試験合格率と就職率は。  

 昨年度の国家試験の新卒合格率は、柔道整復師97・7%、はり師97・6%、きゅう師97・6%と、いずれも全国平均を約10ポイント上回り、本校合格者累計は柔道整復師783名、はり師313名、きゅう師314名です。全国平均合格率が29・3%という難関の社会福祉士の本校合格率は66・7%と優秀で、累計38名の有資格者が誕生しています。一人一人の学生に応じたきめ細やかな指導の成果が優れた合格率となり、県内はもちろん全国から求人があって、全学科とも国家資格取得者は12年連続で就職率100%を達成しています。

 柔道整復師、はり師、きゅう師、理学療法士のいずれかの国家資格を取得した本校卒業生は、申請のみでJATACアスレチックトレーナーの資格が取得できます。この認定専門学校は県内唯一で、全国でも4校のみです。さらに、NSCA認定パーソナルトレーナー資格やスポーツ医学検定を目指す場合は、対策講座の受講が可能です。

 -奨学金や支援制度について。  

 AО入試合格者や推薦合格者への入学金一部免除、医療系国家資格取得者のための入学金一部免除や奨学金、社会人対象給付金など、さまざまな支援制度を利用できます。また、学校から徒歩圏内に駐車場を完備。学生寮もあり、離島や県外から入学する学生も安心して快適に学べる環境です。

 -新たな年を迎えて。      

 本校の卒業生へのニーズは、高齢化を背景に、医療や福祉の現場で高まるばかりです。さらに近年、沖縄ではプロスポーツが盛んであることに加え、トレーニングに来沖するチームや選手、アマチュアのアスリートや部活動でスポーツに励む選手も多く、スポーツ系の需要も右肩上がりに伸びています。今後も医療と福祉の人材育成に特化し、将来的には、さらなる高等教育機関へと発展させていきたいと存じます。

 すずき・しんじ 1976年生まれ。大阪府出身。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了、琉球大学大学院医学研究科博士課程修了。沖縄統合医療学院学術部長、学院長を経て現職。博士(医学)


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:知は力なり
  2. いま夢中になっていること:人と交流し、幅広く勉強すること
  3. 休日の過ごし方:マリンスポーツ