新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

小林健太氏 オリックス・ビジネスセンター沖縄社長

 -オリックスがパ・リーグを制覇し、日本一までもう一息でしたね。

 応援してくださった沖縄のファンの皆さまに感謝申し上げます。宮古島市でのキャンプなど、オリックスグループにとっても沖縄は深いお付き合いをさせていただいている地域です。当社をはじめ、数多くのオリックス関係者が沖縄で仕事をしています。本年も応援をお願いいたします。

 -御社のプロフィルを。

 オリックスグループの主要13社からバックオフィス業務を受託しています。従業員は女性が9割を占めています。社員一人一人が課題意識を持ち、解決に取り組んでいるのが当社の強みです。社員が中心となって業務を可視化し、独自のシステムを開発することで業務の平準化・効率化を推進しています。この取り組みはRPA(ロボットによる業務自動化)導入などの業務改革や、働き方改革、オフィス改革に繋がっています。近年は全国のグループ各社のバックオフィス業務改革にも乗り出しており、沖縄から改善提案を行っています。

 -昨年を振り返って。

 新型コロナウイルス感染症対策としては、BCM(事業継続マネジメント)に沿って、在宅勤務の拡大、時差出勤、ソーシャルディスタンスの確保を徹底しました。そのためにペーパーレス化を加速し、在宅で仕事をするためのテクノロジーへの投資を行いました。グループ会社へのバックオフィス業務改革については、オンラインツールを活用しながら、東京オフィスの陣容も拡大しつつ、コロナ禍前の規模感で取り組みました。

 昨年は「市民開発者の育成」も重点施策のひとつでした。「2025年の崖」(経産省)を背景に、ローコード開発など簡便化へ向かうテクノロジーの流れをしっかりつかみ、専門家に頼ることなくシステム開発、保守・運用まで一貫して内製化できる体制を掲げ、組織の改編も含めて取り組みました。オペレーションの現場で活躍している社員の中から、テクノロジーを活用して業務改善を行うことに興味のある社員を選抜し、市民開発者の育成に取り組み、20年の16人から38人に増やしました。

 -新年の取り組みについて。

 資格保有者にしかできない仕事や長年担当してきた人しか対応できない業務など専門性の高い領域を、テクノロジーを活用することにより、われわれのリソースでできるだけ遂行できるようにする取り組みを始めます。また、沖縄の業務改善メソッドをブラッシュアップしながら、市民開発者の拡大にオン・ザ・ジョブで取り組みます。

 -新春メッセージを。      

 テクノロジーを活用することで、より付加価値の高い業務の受託を進め、責任範囲を拡大していきます。社員一人一人の個性と能力を引き出し、伸ばしていけるように、会社として社員のやる気を支援してきます。真の意味で豊かな会社を目指し、全力で取り組んでまいります。

 こばやし・けんた 1968年生まれ、福岡県出身。専修大学卒。90年オリックス入社。2013年港第一ブロック長、17年オリックス・ビジネスセンター沖縄執行役員、20年1月から現職。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:Always one step ahead ~常に一歩前へ~
  2. いま夢中になっていること:おいしい珈琲を入れること
  3. 休日の過ごし方:英会話