新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

外為どっとコムの竹内淳社長

 -2021年を振り返って。

 当社はFX専門会社として、約56万人のお客さまから約1200億円超の資産をお預かりしています。昨年は、若い世代や初心者の方にもFXに親しんでいただけるよう100円から手軽に始められ、リスクを抑えた低レバレッジ商品をリリースしました。10月には、老舗FX会社の上田ハーローを吸収合併。同業他社との連携も広げていきたいと考えています。コロナ禍が続き、社内ではテレワークを導入しましたが、業務上難しい部署、場面もあります。コロナ禍の特別措置ではなく、今後の在宅勤務の形として、働き方については勉強になりました。この経験を生かし、ワークライフバランスに取り組んでいきたいと思います。

 -設立20周年を迎えられます。

 いち早くFXに特化して設立し、業界をけん引して参りました。システム障害による大きなトラブルを招いた経験を生かし、お客さまにご満足いただけるサービスを安定して提供できるよう努めて参りました。その重要な役割の一端を担っているのが、開設17年目となる沖縄支店のサポートセンターです。お客さまに寄り添った親身な対応に重きを置き、外部の格付け調査で国内最高評価にあたる三つ星を連続で取得しました。沖縄支店は有休取得率も高く、家庭やライフスタイルの充実を図れる環境です。長く働きやすい会社であることを知ってもらい、優秀な人材採用につながればと考えています。

 -新年の外為とFX業界の動向は?

 為替は世界の経済活動そのもの。コロナ禍で世界各国の金融政策や経済情勢が変わり、相場環境も大きく変化しました。昨年後半から経済活動が動き出し、アメリカの長期金利の利上げが近いのではと言われています。一方、日本の利上げはまだ先でしょう。日米の金利差が開くことで、ドル高への影響が予測されます。業界では銀行や証券会社もFXに力を入れており、再編が進んでいます。当社はFX専業であり、社名にもある通り、外為に特化した専業である利点を生かしていきます。

 -新年の取り組みについて。

 20周年ということもあり、お客さまに還元できるキャンペーンやイベントを考えています。そのほか、買い物などでためたポイントを利用して、ゲーム感覚で気軽に投資ができるポイント投資へも参入したいと思っています。2022年、当社の主要株主に伊藤忠商事株式会社が加わることになりました。同社の強みであるリテール金融関連事業と、当社のサービスを組み合わせることで、これまで以上にお客さまの幅広いニーズにお応えして参ります。また、同社のグループ内外の広範なネットワークを生かし、当社の顧客基盤拡大を進めるとともに、FXに限らず、資産形成全般にわたる教育的な視点での情報提供も強化していきます。

 -新年の抱負を。

 業界再編によりFXに特化した専門企業が減っていますが、専門会社だからこその質の高いサービスを提供できるよう、常に進化し続けます。

 たけうち・じゅん 1965年生まれ、東京都出身。2002年、外為どっとコムを設立。取締役副社長を経て、12年6月から現職。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:臨機応変
  2. いま夢中になっていること:老舗洋食店の洋食を食べる
  3. 休日の過ごし方:食べ歩き