新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

仲地良彰氏 国際ビル産業社長

 -2021年を振り返って。

 コロナ禍の中、昨年6月に代表取締役に就任し、お得意先様へのごあいさつもままならない状況でのスタートでした。観光関連、飲食関連業等は2年続けて大打撃を受け、弊社のホテル客室清掃業務も売り上げ減少がありました。その対応策として、組織改編を実施。人財配置の効率化を図ることで経費を削減しました。病院清掃業務では、感染症病棟のレッドゾーン(感染エリア)の清掃を一部の病院で担当。ワクチン接種会場での補助業務など、新たな試みと全社員の頑張りにより、前期比で減収増益となりました。

 -2022年の重点施策は?

 組織の改編とともに、技術工事関連、清掃、警備の3部門で新たに取締役を選任し、経営における意思決定の迅速化を図ります。感染症病棟の清掃ではご要望を多くいただいており、弊社が管理する全ての病院に対応できるよう社内で研修などを実施します。感染制御清掃従事者認定制度を設け、受け入れ態勢を強化します。各部門では持続可能な開発目標(SDGs)につながるサービスの提供に加え、想定外の事態も視野に入れて経営戦略を立案。どのような状況下でも「対応」「進化」します。弊社は11月に55周年を迎えます。今期は「明るく、楽しく、前向きに、元気よく」の頭文字をとった「ATMG」と、「ウェルビーイング(心身と社会的な健康が満たされた幸福状態)」の達成を目標に、成長し続ける100年企業を目指します。

 -将来の方向性について。

 経営理念の一つに「わが企業は、現場第一線で誠実に働く従業員を財産として、常に大切にします」があります。人財教育の徹底と福利厚生の充実を図り、人と地球にやさしい活動として、SDGsを推進していきます。全従業員が健康で明るく楽しく仕事ができる職場環境づくりを推進しようと、昨年8・9月には健康ウオーキング大会を実施。大いに盛り上がり、ウオーキングが習慣化した従業員も多くいます。また、障がい者雇用や女性の管理職登用にも注力。「人の力を信じる企業」をテーマに、社員と共に、お客さまにより信頼され高い品質の業務提供を目指し、全力で取り組みます。

 -社会貢献について。

 昨年11月に、浦添西海岸道路および海岸のボランティア清掃を行いました。社員とその家族で、70リットルのごみ袋20袋分のごみを回収。その際、岩手県の田老漁港のカゴが見つかり、改めて東日本大震災に思いをはせる機会にもなりました。また、日本赤十字社沖縄県支部、社会福祉協議会、各市町村への寄付も毎年行っております。

 -新年の抱負を。

 復帰50周年を迎える今年の干支は、壬寅。冬が厳しいほど華々しく生まれ変わる年になるようです。コロナ禍の厳しい冬からの春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれる復帰50周年になることを願い、ATMGとウェルビーイングの実現に挑戦してまいります。

 なかち・よしあき 1956年生まれ、那覇市出身。75年沖縄工業高卒業後、東京美装興業(株)設備管理部を経て82年入社。営業部長、常務、専務を経て2021年6月から代表取締役社長。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:低く座して高く考える
  2. いま夢中になっていること:ウオーキング
  3. 休日の過ごし方:早朝ウオーキング&音楽鑑賞