新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

サンエーパルコ 上地文勝社長

 -2021年を振り返って。

 新型コロナウイルスの影響を多大に受け、上半期は厳しい環境でした。

 5月以降の緊急事態宣言下では、食料品やドラッグストアなどを除いた多くの区画で営業時間を短縮し、6月、8月、9月は土・日・祝日に臨時休業したためです。

 県の要請よりも踏み込んだ対応を取ったことで売り上げには大きな影響がありましたが、緊急事態宣言解除後の入館者数は回復してきており、お客さまやスタッフの安心・安全を守るための選択に間違いはなかったと思います。

 2019年6月に「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY」が開業し、2年半がたちました。西海岸道路の認知度も高まり、お客さまは着実に増えています。新型コロナウイルスの感染防止対策に全スタッフが緊張感を持って取り組んだことで乗り越えることができたと感じています。

 -テナントの入れ替わり状況はどうか。               

 新型コロナの影響もあり、テナントの退店もありましたが、サンエー、パルコとの連携強化で影響を最小限に抑えることができ、組織力の重要性と強さを実感しました。厳しい環境の中で多くのことを学んだ一年でした。

 -ポップアップイベントが盛り上がりを見せた。

 離島の食や工芸品、衣類のクリエーターが集ったイベント「島の装い。展」を4~5月に、沖縄市のコザ地域の店が集うイベント「コザをPOP UP!」を開催し、朝から行列ができるほど大盛況でした。県内の若手クリエーターが輝く場となり、出展者からも来店客からも喜ばれるイベントになりました。今後も地元の企業が主体となったイベントを開催し、「沖縄再発見」を強化していきます。

 -2022年の新しい取り組みは。

 リアルな接客をオンライン上で提供できる「ライブコマース」を始めます。約15店舗が参加したいと準備を進めています。スマホの利用者が増え、ECの市場規模が広がっている中での対応です。

 さらに、パルコシティのテナントの商品をオンライン上で購入し、店舗で受け取るシステム「クリックアンドゴー」を構築します。このシステムだと配送料が掛からず、お客さまが来店したいときに、いつでも商品を受け取れます。

 ご自宅にお届けする通常のネットショッピングでは、配送時刻に受け取れないことも多くあります。「クリックアンドゴー」なら、好きな時間に商品を受け取れ、そのままお買い物もできるため、お客さまと店舗双方のメリットにつながります。

 新型コロナウイルスの影響で、お客さまのライフスタイルにも変化が見られます。サンエーパルコとして常に新しい「モノ」「コト」への出会いの空間を創造しパルコシティが魅力ある商業施設となるよう、取り組みます。

 うえち・ふみかつ 1958年生まれ。78年サンエー入社、2001年2月に同社衣料部長を経て、16年から現職。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:努力に勝る天才なし
  2. いま夢中になっていること:パルコシティのテナント回り
  3. 休日の過ごし方:新聞を読み、パルコシティに足を運び、孫と遊ぶ