新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

セブン-イレブン・沖縄の久鍋研二社長

 -2021年を振り返って。

 沖縄に初出店した2019年から3年目に入りました。1年目はお客さまにセブン-イレブンを知ってもらうのが目標。2年目となる20年は店舗数を増やし、商品の品ぞろえも増やしました。21年はお客さまにセブン-イレブンの良さを知ってもらった上で、判断してもらう年として取り組んできました。20年の途中から新型コロナウイルスが流行し、家飲みや健康志向など消費者の行動が変化してきました。家庭の食事で「プチぜいたく」をする動きは21年も進み、いろいろな商品をビュッフェ的に自宅で楽しみながら食事をしています。食生活や行動の変化に対応するため、デザートやおにぎり、パンなどの品ぞろえは倍に増えています。いつ来ても買い物が楽しくできるようにと、品ぞろえの幅を増やして21年も取り組んできました。多くのお客さまにご利用いただき感謝しています。

 -22年の取り組みは。

 お客さまに選ばれる店づくりの年にします。商品の品ぞろえが豊富、感じの良い接客をしてくれるといった、お客さまが当たり前に求めることを加盟店と一緒に地道にやり続けていく。7月で丸3年を迎えますが、別の視点で捉えるとまだ3年ともいえます。だからこそ、1つ1つきちんとやり続けていく。最終的には「沖縄のコンビニと言えばセブン-イレブンだよね」と言ってもらえるようにしたいです。

 -5年間で250店の出店目標を掲げているが、進捗は。

 店舗数は昨年8月に100店を超え、昨年末で107店となりました。最北は今帰仁村です。生活圏内として使える範囲にまで、ある程度の出店が出来ています。100店を超えると、沖縄で製造できる商品の幅が広げられたりと、いろいろなスケールメリットが出てきます。さらに店舗を増やして品ぞろえを広げていきたいです。

 -環境保全活動については。

 セブン&アイホールディングス全体として、グリーンチャレンジ2050というスローガンでCO2削減に取り組んでいます。沖縄でも同様に、大型の太陽光パネルを店舗の屋根に設置したり、最先端の省エネ機械を入れたりしています。

 また、プラスチック削減として、容器の軽量化や店舗にペットボトルの回収機50台を設置。沖縄は1台当たりの平均回収量が全国よりはるかに多いです。始めた当初から比べると何倍にも増えており、お客さまの意識の高まりを感じています。食品ロス削減のための鮮度の長期化や、スプーンやフォークに生分解性の素材を30%入れるなど、環境に優しい取り組みを続けていきます。

 -地域貢献活動については。

 地産地消の取り組みに力を入れています。昨年11月に県産黒糖を使ったスイーツを発売しました。今年も、生産者の皆様、食品メーカー様と一緒に美味しい商品づくり、消費拡大を応援してまいります。沖縄の優良な素材を多くの方へ伝えていきたいです。

 ひさなべ・けんじ 1969年福岡県生まれ。2001年セブンーイレブン・ジャパン入社。17年3月執行役員第6リクルート部長に昇格。同年10月、セブンーイレブン・沖縄社長に就任し現職。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:好奇心なくして人の発展なし
  2. いま夢中になっていること:仕事
  3. 休日の過ごし方:アニメ観賞