新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

大匠アーキプロの古堅仁志代表取締社長

 -昨年を振り返って。

 おかげさまで昨年9月の決算は歴代最高の業績を挙げることができました。弊社は一級建築士事務所で、民間アパート建設工事の受注・設計・施工管理を事業の柱とし、そのほか商業施設や公共工事を行っている会社で累計受注契約は344棟。協力業者や不動産会社からのご紹介や、オーナー様からのリピートなどで200棟超と全体受注の約6割を占めています。引渡し後も万全のアフターフォローでアパート経営をサポートする事により高い顧客満足度、リピート率に繋がっていると感じています。創立20年の今期も受注は好調で、前期売上を上回る予想です。

 -御社の建物の特徴を。

 入居者さまの快適性を追求し、意匠性を考慮したタイル貼りの外観やエントランスなど高級感と防犯性を高め、水道設備は漏水トラブルが少なく維持管理しやすいサヤ管ヘッダー工法を採用しています。複数箇所での同時使用による水量や水温の変化を軽減でき、メンテナンス性にも優れています。省エネ型の給湯器は光熱費を抑え、室内床下地は遮音プラ木レンを使うことで上下階の遮音性を高める工法を採用しています。配筋検査前には柱や壁に掃除口を設け水洗い清掃を徹底し、コンクリート打設後も強度が十二分に発揮される四週間の養生期間をおき躯体の品質管理を徹底しています。常設のモデルルームを沖縄市と浦添市に計3カ所ご用意しておりますので、実際の間取りや設備をご覧いただけます。

 -業界の動向は?

 資材価格が高騰し、高止まりが続いています。昨年の賃貸住宅着工数は前年対比で50%以下、新築分譲マンションの売買価格はこの数年で平均30%増加、土地の価格も県内全域で上昇傾向にあり、RC戸建住宅の坪単価は90~100万円とも言われマイホームを手に入れるのが容易ではないと感じています。そのため、新築アパートの需要は高く、安定した入居率と高い収益が見込める状況。アパート経営による資産活用のチャンスだと感じています。

 -将来の方向性について。

 アパート経営は、個人事業ですが承継・相続の問題がでてきます。収支計算や安定経営の考え方、相続税や取得税などの対策は年3~4回開催する資産活用セミナーでお伝えしています。今後は相続のコンサルティングや不動産事業に関しても力を入れていきたいと考えています。

 -人材育成について。

 建築士や施工管理技士などの国家資格取得を目的とした塾の費用や試験前には休暇を与えるなど教育支援も行っています。個人のスキルアップを図ることで会社全体もレベルアップすることに繋がると考えています。残業せずに仕事を終えられるよう時間管理の大切さも伝えています。

 -新年の抱負を。

 社員一人一人が人間力を高め支え合う、景気に左右されない強い会社創りそして、確かな技術と真心で、お客さまの資産活用をサポートしていきます。

 ふるげん・ひとし 1962年生まれ、読谷村出身。南九州大学卒業後、東京の金融会社に勤務。2004年(株)大匠アーキプロに入社。営業部長、取締役専務を経て、20年11月に代表取締役就任。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:心・技・体
  2. いま夢中になっていること:子どもと孫の成長
  3. 休日の過ごし方:家族でBBQ