新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

義元大蔵氏 ディーズプランニング代表

 -2021年を振り返って。

 新型コロナウイルス下ではありましたが、新規出店のペースは加速し、昨年12月に81店舗目をオープンしました。東京にも店を構えることができ、北海道から沖縄まで19都道府県に店舗網は広がりました。

 コロナ下で時短営業を余儀なくされるなど大きな影響を受けましたが、時間にゆとりもでき、貴重な物件に空きも出ています。ピンチもありましたが、チャンスととらえ、挑戦した1年でした。昨年11月には提供したステーキが累計1千万食を突破しました。お客さまや県民の皆さまの支えがあってこそで、感謝の気持ちでいっぱいです。

 県外展開を進める上で、沖縄のブランド力をあらためて実感しています。コロナで行けない沖縄を感じたいからとステーキを食べに来てくださるお客さまも多くいらっしゃいます。県外では「沖縄ステーキ食堂」と銘打って、沖縄をPRしています。コロナの感染状況が落ち着いたら、再び観光で訪れてほしいという強い思いもあります。また、東京に拠点ができたことで、情報の発信力も向上しました。沖縄の魅力も全国に届けていきたいと考えています。

 -店舗拡大の中で注力することは。

 仕入れ体制の確立には力を入れています。店舗が全国に広がっていくので、エリアごとにお任せする商社を分けました。リスクヘッジにもつながり、台風で大阪の倉庫が被害を受けた際は福岡や仙台、沖縄から商品を送るといった緊急措置も取れました。

 人材育成も重要です。フランチャイズ店舗も入れて従業員は2千人を超えました。社員や店長からの教育ももちろんありますが、毎月29日に発行する「やっぱり新聞」や店内放送用の専用番組「やっぱりラジオ」で新メニューや新規出店などの情報をお客さまだけでなく従業員にも届けています。トイレ掃除などのオープン前に必要な業務、終了後にはレジ締めチェックなどを呼びかけてミスを防ぎます。本部の社員が定期的に店舗を回ってチェックする体制も整えました。店内の清潔さや料理の品質、従業員のサービス、食材の保管状況まで細かくチェックし、全店のサービスレベルを統一しています。

 -食材が高騰しています。

 国際情勢の影響で、牛肉は昨年1年間で2倍近く値上がりしています。かなり厳しい状況ですが、1000円ステーキにこだわって提供してきた弊社は品質と調理方法に自信があり、食材の質を落とすつもりはありません。

 -新年の抱負を。

 ことしは100店舗まで増やす考えで、新年度の売上高は50億円を突破する見通しです。コロナ収束まで時間はかかるでしょうが、沖縄の企業として発展していき、地元・沖縄を元気にしていくため、走り続ける所存です。全店舗で子ども食堂を展開していきたいですね。全国のオーナーも乗り気なので、未来を支える子どもたちのためにできることも考えていきます。

 よしもと・だいぞう 1975年生まれ、那覇市出身。那覇高校卒業後、10年間アメリカで暮らす。沖縄に戻り、飲食コンサルタントなど様々な事業を経験。40歳で独立し、2015年「やっぱりステーキ」1号店を出店。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:意志あるところに道は開ける
  2. いま夢中になっていること:大浴場につかってリフレッシュ
  3. 休日の過ごし方:子どもとの時間を大切にしている