新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

ピース企画 平安秀昭社長

 -2021年を振り返って。

 設立25周年にあたる節目の年は、長引くコロナ禍による沖縄観光へのダメージが大きく、メーンの不動産業のほか、那覇、名護、石垣、竹富、宮古でマンスリー・ウィークリーマンション(以下、МWМ)の管理運営やピースホテルグループを経営する弊社への影響も大きい年となりました。おととしオープンした「ホテルピースアイランド名護」は、緊急事態宣言により開店休業状態が続きました。

 一方、宮古のホテルに関しては、特に立地にすぐれた「ピースアイランド宮古島市役所通り」は悪いなりにも70%の稼働率を維持することができました。本島や本土からの建設関連やIT関連のビジネスユースのリピーター需要が大きかったと思います。また、宮古島では、冠婚葬祭や行事で帰省する際、ホテル宿泊するという方が多く、そうしたニーズにも支えられました。緊急事態宣言の解除後は、本島からのゴルフツアー人気もあり、おかげ様で予約がとれない状況が続いています。

 МWМに関しても、ビジネスでの利用が多いため、従来80~95%であった稼働率が70~80%程度に落ち込む程度で抑えることができました。

 -療養施設を引き受けられました。

 新型コロナ療養施設を引き受ける宿泊施設が足りず困っていると聞き、風評被害もあり心配しておりましたが、おととし8月から「ピースアイランド宮古島」、おととし10月から「ピースアイランド名護」でお引き受けしました。弊社は客室を提供するのみで、リネン交換などの作業はすべて防護服を着用した指定の専門業者が行うため、特に不安もなく、今年3月までは引き続きお引き受けする予定でおります。

 -社会貢献活動について。

 弊社がお引き受けしている新型コロナ療養施設で奮闘する医療従事者と滞在中の皆さまに、ケーキ、てんぷらなどを差し入れさせていただきました。そして、最前線で働く医療従事者の皆さまへの感謝の気持ちをこめて、那覇、名護、石垣、宮古のピースホテルに応援の垂れ幕を掲げ、ブルーライトでライトアップしています。また、日頃お世話になっている那覇、名護、石垣、宮古の子ども食堂への計500キロの米の贈呈をはじめ、石嶺児童園への寄付、高校野球に励むチームへのボールの寄付なども行わせていただきました。

 -2022年にあたって。

 建て替え予定のピースランド那覇は、来年春の完成を目指して工事を計画しております。「日本最南端の町の温泉ホテル」となる竹富温泉ホテルも本年度中の建設を計画しており、名護への新たなホテルやМWМも今後計画していきます。ホテルやМWМは今、すぐれた立地やしっかりとした事業計画を持つ物件だけが生き残る、淘汰(とうた)の時代を迎えています。旅行会社の店頭で取り扱われる宿泊施設であることが、大切な信頼の証しであると考えます。今年はトンネルを抜けて光が見える年になると信じ、社員一丸となってまい進してまいりたいと存じます。

 ひらやす・ひであき 1966年、那覇市生まれ。不動産業を経て、96年にピース企画を創業、現在に至る。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:為せば成る
  2. いま夢中になっていること:50代の友人たちとの草野球チーム
  3. 休日の過ごし方:年間20~30本は鑑賞する映画、特に洋画