県警は6日、2021年の大麻や覚醒剤などの違法薬物事犯による摘発者は226人(暫定値)で、1975年以降、最多となったと発表した。10~20代が134人で全体の約6割を占め、若年層への広がりが顕著となっている。

違法薬物事犯の摘発人数

 県警組織犯罪対策課によると、違法薬物全体の摘発人数は2017年と20年に188人と過去最多を記録。ここ数年は170~180人台で推移していたが、今回初めて200人を超えた。

 覚醒剤摘発は減少傾向だったものの、21年は57人と前年比で27人増えた。10~40代が顕著で10代は5人(前年0人)、20代6人(同3人)、30代19人(同13人)、40代19人(同7人)。昨年2~3月には、女子高校生らが覚醒剤取締法違反容疑で逮捕される事件も発生した。

 大麻事犯は前年比1人増の149人。10~20代が106人で全体の71%を占めた。10代は36人で前年比10人の増。MDMAなどの麻薬の摘発は19人で、前年より13人増えた。

 捜査幹部は「SNSなどを使って他の薬物より安価な大麻を入手する若者が後を絶たず、覚醒剤にまで広がっている。(違法薬物が)まん延状態にあると言っても否定はできない」と指摘し、今後も取り締まりを強化していくとした。

(写図説明)違法薬物事犯の摘発人数