古武道の武具として用いられるサイは琉球王国時代から武人たちによって研究されていた。元々は中国で少林寺の武僧たちが使用していたが、先端部分は丸みがあって尖(とが)っていなかったとされる。刺して殺傷するものではなく、生かして捕らえる道具だったことがうかがえる。

サイの演武を披露する喜屋武真栄氏=1961年
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[沖縄古武道列伝](7) 危害与えず相手制す 喜屋武真栄(1912~97年)サイ 沖縄の平和理念訴える [週刊沖縄空手](第248号)
2022年1月9日 5:00有料
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