古武道の武具として用いられるサイは琉球王国時代から武人たちによって研究されていた。元々は中国で少林寺の武僧たちが使用していたが、先端部分は丸みがあって尖(とが)っていなかったとされる。刺して殺傷するものではなく、生かして捕らえる道具だったことがうかがえる。