昨年8月の東京五輪に野球日本代表として出場し金メダルを獲得した沖縄県石垣市出身の平良海馬投手(22)が6日、母校の八重山商工高校(仲山久美子校長)を訪問した。市出身者として初めて金メダルを獲得し、所属する西武ライオンズで昨年7月にプロ新記録となる39試合連続無失点を達成。はにかみながら登場した平良投手は、教職員や野球部の後輩らから盛大な拍手で出迎えを受けた。「うれしい。ありがとう」と感謝し、来季の活躍を誓った。

仲山久美子校長(前列右から3人目)や野球部の後輩、マネジャーと写真撮影に応じる平良海馬投手(同4人目)=6日、八重山商工高校

 4~7日の日程で帰省し、6日は自主トレーニングの合間を縫って訪問。校庭で約10分間、後輩らと言葉を交わし、記念撮影などに応じた。制服姿の全6人の野球部の後輩に、「新型コロナウイルスの感染拡大で思うような練習ができない環境だと思うが、効率よく取り組めば良い方向へいくと思う。一緒に頑張ろう」と激励した。

 後輩から中継ぎや抑え投手として厳しい場面でマウンドへ向かう心境を問われ、「ピンチの場面で打たれても、ピンチをつくったのは僕じゃありませんという気持ちで楽にやってもらえたら」と笑顔でアドバイスを送った。

 主将を務める2年の石垣民雄さん(16)は「間近で見ると体が大きくて迫力とオーラがある。島から全国の大舞台に立っていることはすごい。これだけ偉大な先輩がいれば練習にも目標ができ、活発に取り組める」と感謝した。

 宮古総合実業高校などとの連合チームでは平良投手と同じ中継ぎ投手といい、「ピンチの場面でもいかに楽に投げられるかが大事だと分かった。良い話が聞けて良かった」とうなずいた。

 平良投手は報道陣の取材に応じ、「地元に帰ってきて行く先々で温かい声を掛けられる。うれしく思う」と感謝。「昨季の成績に満足せず、さらに頑張りたい。沖縄はコロナで大変だが、スポーツ選手として県民に希望を与えられるようにしたい」と一層の活躍を誓った。

(写図説明)仲山久美子校長(前列右から3人目)や野球部の後輩、マネジャーと写真撮影に応じる平良海馬投手(同4人目)=6日、八重山商工高校