沖縄県宮古島市教育委員会は9日、新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、11日から17日まで、市立の幼稚園と小中学校を臨時休校にすると決めた。また、7日には約5400人いる園児、児童・生徒のうち陽性者や濃厚接触者、感染不安などで計891人が欠席したと明らかにした。
市教委によると、9日までに園児と児童・生徒で計11人の陽性が確認されている。市教委では濃厚接触者は81人に上ると推測しており、学校内感染を防ぐ観点から臨時休校を決めた。
期間中は、保護者が仕事を休めないなど特別な配慮が必要な子どもたちを各幼稚園や学校で受け入れる。また、オンライン学習指導を行うほか、部活動やスポーツ少年団の活動については17日まで休止とする。
高校受験を控える中学3年生は、本人と保護者の同意があれば登校して受験手続きや面接の練習、学習指導などが受けられる。感染状況によっては休校期間を延長する可能性もある。
大城裕子教育長は「子どもたちの安心・安全のため何としても学校内感染を食い止める必要がある。市民の協力をお願いしたい」と理解を求めた。