「スポーツ団体にこそ第三者の視点が入る可視化を」と提言する棚村英行さん=川崎市
あいまいな選考基準 スポーツ界の透明性と公平性に疑問 選手を守る法整備に奔走する元日本代表
[東京報道プラス][アクロス沖縄](162) スポーツ法研究者・水球元日本代表 棚村英行さん(34)=石垣島出身
代表選手選考やドーピング規則違反による資格停止処分など、アスリートと競技団体の間に生じるさまざまな紛争や仲裁案件を研究。アカデミックな立場からスポーツ法の整備に尽力する。弟の克行さんは東京五輪水球日本代表のゴールキーパー。自身もかつては同じ守護神として日本のゴールを守った。「今やスポーツは社会の一部。故に法律によるルール作りが急務」。その使命にはかつての苦い経験が影響を与えていた。
バレーボール選手だった両親の下、母親の里帰り出産で石垣島に生まれた。父は家族法や宗教法をリードする弁護士であり法学者。幼少期から「誰に対しても暴力は絶対振るうな。争うならスポーツで競え」と規範精神をたたき込まれた。
中学で始めた水球。「何かと張り合っていた」という2歳下の弟、克行さんと切磋琢磨(せっさたくま)し、世代別日本代表に選ばれるほどになった。...
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