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長期勾留にも折れぬ心 涙の山城議長、やせても拳に力

2017年3月19日 11:28

 「やったぞー!」。18日、那覇拘置支所から保釈された沖縄平和運動センターの山城博治議長は、夜空に両手の拳を突き上げて叫んだ。昨年10月の逮捕から5カ月超。痩せた姿が長期勾留の厳しさを物語る。それでも家族や支援者と抱き合い、花束に涙ぐみ、カチャーシーを舞い、仲間と肩を組んで闘争歌を歌った。約150人の支援者が詰め掛け、基地建設反対運動のリーダーを「ヒロジ」コールで出迎えた。

5カ月ぶりに保釈され、支援者と抱き合い喜ぶ山城博治議長=18日午後8時すぎ、那覇市樋川・那覇拘置支所前

 山城議長は午後7時58分、弁護団の4人に付き添われ、那覇拘置支所の建物から段ボール箱を抱えて出てきた。箱の中には、勾留中に国内外から届いた約400通の激励の手紙などが詰まっていた。支援者の輪に入ると、真っ先に妻の多喜子さんと抱き合った。

 支援者に一礼し、両手でガッツポーズすると感極まったように目が潤んだ。「一日千秋の思いで待っていた。皆さんと再会でき、こんなにうれしいことはない」と釈放を喜んだ。

 上下ジャージーで長靴姿。「せっかくの晴れの日に見てください、高江で捕まったまんまだよー」。乾いた赤土がこびり付いたままだった。

 「夜7時になって突然、釈放だから早く準備しろ、と言われた。知らなかったのは自分だけだったんだね」と話す。ガッツポーズ、カチャーシーといつも通りの夫の様子に妻多喜子さんは「5カ月前と全く一緒で本領発揮。明日からまた、はって辺野古に行くと言いかねない」と笑った。

 兄の正和さん(67)は弟が姿を見せる前から目を潤ませた。「これだけの人が待ってくれて、博治がどれだけ慕われているかを実感した。いつの間にか大きくなった」と感無量の様子だった。

 

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