沖縄県は12日、10歳未満~90歳以上の男女1644人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。8日の1759人に次いで過去2番目の多さで、先週水曜日(5日)の約2・6倍。コロナ患者を受け入れる20医療機関で、感染や濃厚接触者などによる医療従事者の欠勤は過去最多の628人となった。県内の療養者数は9598人。そのうち自宅療養者は初めて5千人を超え、過去最多の5913人に上った。県内の累計感染者数は6万628人。

(資料写真)エッセンシャルワーカーの一つ介護士の仕事

12月、1月の沖縄の感染者

(資料写真)エッセンシャルワーカーの一つ介護士の仕事 12月、1月の沖縄の感染者

 濃厚接触者の激増を受け、玉城デニー知事は12日の全国知事会オンライン会議で、濃厚接触者となり無症状にもかかわらず行動制限がかかることで、社会インフラを支えるエッセンシャルワーカーの業務に影響が出ているとし「『超法規的措置』も検討するべきではないか」と指摘。医療従事者以外は14日間となっている行動自粛期間を「地域の実情に応じて」緩和できるようにするなど、柔軟な対応を国が認める必要があるとの考えを示した。

 12日時点で重症者はいないが、重症者用病床使用率(国基準)は51・4%となり、緊急事態宣言の目安となるレベル3(感染まん延期)に入った。実際の症状が中等症以下の患者であっても、さまざまな理由で集中治療室(ICU)や高度治療室(HCU)に入っている患者が37人いる。同病床数は72床。

 人口10万人当たりの新規感染者数は12日時点で598・27人で過去最多を更新。新規感染者1644人のうち20代が466人で最多だが、全体に占める割合はこれまでの約5割から28・3%に低下。県の糸数公医療技監は「年明けに感染した20代が家に持ち帰って親や祖父母が感染していると思われる。若者の会食での感染から家庭や職場への感染に移っている可能性がある」との見方を示した。

 まん延防止等重点措置に伴う飲食店の時短営業に対する協力金について、県の認証店でも午後8時までの営業で酒類の提供をしなければ、1日3万円を支給できるよう変更した。

 県疫学統計・解析委員会は16日までの1週間の新規感染者数を「1万5千人以上」を見込むとしている。