和歌に触れたのはいつだったか。お正月、百人一首でかるた取りをした時くらい、という人は多いだろう。だが日韓の言葉に深い愛情を抱く著者にかかると、大げさで技巧ばかり目につくように思えた和歌が、みずみずしく今によみがえり、「三十一文字(みそひともじ)」の中に、新たな景色が見えてくる。