寒気が流れ込み10日以降続く寒さのため、沖縄県内スーパーで鍋用のハクサイや白ネギの売り上げが好調だ。新型コロナウイルスにより一度に大量買いする「巣ごもり」需要や休校による家庭内での調理機会増加などもあり、小売り各社は仕入れを強化。「今夜はあったかお鍋」と題してハクサイや白ネギ、キノコ類を特売価格でPRし、売り上げを前週より4~5倍に伸ばした店もあった。(政経部・又吉朝香、社会部・玉城日向子)

冬の定番「鍋料理」食材の売れ行きが好調。ハクサイ、ネギなどがスーパーマーケット入口に並ぶ=13日、那覇市・フレッシュプラザユニオン古島店(下地広也撮影)

 14日の県内は与那国町で午前2時14分に平年より2・4度低い14・3度となり、今季最低気温を記録。国頭村奥でも午後6時59分に10・8度となった。南米ペルー沖の海域で昨年11月、世界的な異常気象の原因とされる「ラニーニャ現象」が発生。冬型の気圧配置が発生しがちで沖縄地方に寒気が流れ込みやすくなっているという。

 沖縄気象台によると、今週も平年より1~2度低くなり、平年並みの気温に戻るのは再来週以降になる見通しだ。

 こうした冷え込みの中で鍋需要は拡大。フレッシュプラザユニオンを展開する野嵩商会(宜野湾市)では、今週(10~12日)は先週(3~5日)と比べハクサイや白ネギ、キノコ類の売り上げが4~5倍に伸びたという。ハクサイの4分の1カットは72円、白ネギは1本104円で販売するなどチラシで安売りもPR。鍋の締め用に使うためか、冷凍うどんも前週比の3倍近い動きだった。

 担当者は「他店よりも安く販売し、売り上げは好調だ。今週末も鍋商材のセールを打ち出す予定」と話した。

 コープおきなわ(浦添市)でも今週(9~13日)は前週(2~6日)に比べ、ハクサイや白ネギの売り上げが1~2割ほど伸びている。

 野菜バイヤーは「寒い時期は鍋を食べたいと思う客が増えると期待し、鹿児島産のハクサイを大量に仕入れた。休校も相まってスーパーは忙しくなっているので、今後も仕入れを強化する」と意気込んでいた。