「僕らは次のステップへ進みたい」と話す松川憲次郎さん。奥に見えるハウスで観葉植物を栽培する=13日、名護市天仁屋区
「みんな集まっても“三密”にならない…寂しかったな」 人口減少が続く集落、区の将来を懸ける
[「振興」は今 再編交付金の下で](上)天仁屋区 かんがい施設整備
太平洋を望む開けた小高い斜面にサトウキビやカボチャ畑が一面に広がる。名護市天仁屋区。人口100人余り、約70世帯が住むこの地は、古くからサトウキビを主作物に、雨水に頼った農業で暮らしてきた。
「嘉陽のイノシシを追い掛けて北上してきた人々が、豊富できれいな水があるじゃないか、と住み始めたという口伝がある。300年ほど前かな」。父親の時代はサトウキビ振興の先進地だった大東島を視察したという比嘉政昭区長(54)が語る。
雨水頼みの農業は収量が安定せず「カボチャだと、大事な肥大期の2週間の間に雨が少なければ、小さい実しか付かない。当然その年の収入はがた落ちね」。安定した収入を求めて若者たちは地元を飛び出し、サラリーマンとなっていく。...
有料この記事は有料会員限定です。会員登録すると、続きをお読み頂けます。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
残り800文字
お試し
0円/月(税込)
有料記事を毎月5本まで閲覧可能。速報メールや週間ランキングメールもお届け
お申し込み
ライト
990円/月(税込)
有料記事を毎月100本まで読めます。速報メールやニュースレターもお届け。紙面ビューアーは利用できません。
当月無料
お申し込み
スタンダード
2,750円/月(税込)
全てのコンテンツが読み放題。紙面ビューアーで、電子書籍やスクラップなど全機能が使えます。
翌月まで無料
お申し込み
オススメ!
ダブル
購読料 3,075円+0円/月(税込)
紙面の購読が必要です。追加料金なしで全てのコンテンツが読み放題。紙面ビューアーなど全ての機能が使えます。
お申し込み