沖縄県の八重山家畜市場と黒島家畜市場の子牛初競りが11日、両市場で行われた。このうち、143頭が取引された黒島の最高価格は220万2千円の高値で、データがある2014年以降で最高額となった。JAおきなわの担当者は「背丈、長さ、幅の全てバランスがよく大きく、血統も良かった。お祝儀価格も相まって過去最高を付けた」と話している。

八重山家畜市場で開かれた初競り=11日、石垣市

 八重山では石垣市、竹富町、与那国町から計312頭が取引された。

 平均価格は八重山が69万9378円、黒島が69万8223円で前年と比べ八重山が7194円増、黒島が1万5303円減となった。八重山の最高価格は165万7700円。両市場合わせて455頭が取引され、売上総額は3億1805万1800円だった。

 石垣市の八重山市場で初競り開始前に式典が行われ、JAおきなわの普天間朝重理事長(代読・石垣信治八重山地区本部長)が「コロナの感染対策を図りながら活発な取引ができるよう取り組んでいきたい。行政などと連携を強化して肉用牛振興を推進し、農家所得向上にも力を入れる」とあいさつ。

 八重山市町会長の中山義隆石垣市長は「肉用牛は八重山の基幹作物で今後も経営安定に向け諸施策を展開していく。農家の皆さまには購買者のニーズに的確に応えられるよう一層の研さんをお願いしたい」と述べた。