【北谷】地域から社会を良くしようと活動する北谷町の「地域でワクワクする会」の仲宗根由美さん(35)と儀保貴子さん(34)は12日、渡久地政志町長に対し、町在住の希望者への有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の血中濃度検査や、保育園や学校など子どもたちの通う施設へPFAS除去に有効な浄水器の早急な設置を要請した。

渡久地政志町長(左)に町在住希望者へのPFASの血中濃度検査などを要請する「地域でワクワクする会」の仲宗根由美さん(中央)と儀保貴子さん=北谷町役場

 同会は、北谷浄水場から町内全域に供給されている水は国の暫定指針値以下ではあるものの「ごくわずかな量の摂取でも深刻な健康被害につながる恐れがある」として、町民や町内で働く人ら413人の署名とともに求めた。

 仲宗根さんは「専門家は国の暫定指針値は不十分で、より厳しい値を定めるべきだとの見解を示している。指針値をクリアしていてもまだ安心して水を飲むことができず不安だ」と指摘。検査費用の一部補助も検討できないかと提案した。

 儀保さんは「町としてできる全ての具体策を講じて、少しでも安全な水を町民に供給できるようにして、市民の命を守ってほしい」と語った。

 渡久地町長は血中濃度検査について「県と連携して国の責任で実施するよう要請したい」と答えた。浄水器については「担当課で調査しているが確実にこれが有効だというものが現時点ではない」とした。その上で「県と連携して国に対し、除去に有効な浄水器についても調査するよう要請したい」と語った。