新型コロナウイルスの「第6波」が、福祉や介護の分野にも押し寄せている。利用者や職員の感染が確認された県内の高齢者施設や障がい者施設は、18日現在で計79施設。このほか濃厚接触者も多数出ている。職員の欠勤で人手不足が顕著になる一方、感染不安のために施設利用を控える動きも。「仕事が終わらない」「自宅にこもっている間にお年寄りの運動機能や体力が落ちてしまう」。関係者の間では、そんな悲鳴や不安の声が漏れる。(編集委員・鈴木実)
県のまとめによると、18日現在、感染者が出ているのは高齢者施設75カ所、障がい者施設4カ所。正式なクラスター(感染者集団)認定はまだだが、今年に入って30~50人の集団感染も確認されている。...
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