「ふ……ふざけんなッ!」  獣のような叫び声が聞こえ、省吾(しょうご)は顔を上げた。すぐ目の前に顔を紅潮させた小野寺(おのでら)がこちらに身を乗り出して面会室のアクリル板にしがみついている。