[胃心地いいね](660)まんじゅまい 那覇市松山2の7の6

毎朝手作りしている豆腐を使った人気メニュー「ゆし豆腐定食」(税込み750円)

旧店舗でも使われた看板が目印の沖縄家庭料理の店「まんじゅまい」を再開した冨永實憲店主(左)と妻のユキ子さん=19日、那覇市松山

家庭料理の店 まんじゅまい

毎朝手作りしている豆腐を使った人気メニュー「ゆし豆腐定食」(税込み750円) 旧店舗でも使われた看板が目印の沖縄家庭料理の店「まんじゅまい」を再開した冨永實憲店主(左)と妻のユキ子さん=19日、那覇市松山 家庭料理の店 まんじゅまい

 那覇市久茂地の旧県教育会館1階で46年間営業を続け、昨年5月に閉店した沖縄家庭料理の店「まんじゅまい」が、今月7日に同市松山で移転オープンした。人気だった自家製の「ゆし豆腐定食」(750円)や安価で定番の「沖縄そば」(550円)は健在。手作りにこだわった沖縄の老舗大衆食堂がリニューアルして帰ってきた。

 半世紀近く、多くの地元客や観光客の胃袋を満たしてきた旧店舗は、同会館の老朽化に伴う取り壊しで閉店を余儀なくされた。

 店主の冨永實憲さん(73)は自慢の味を残し、営業再開を望む県内外にいる常連客の声に応えようと移転先を探すも、客席の規模や費用面で折り合いがつかず新店舗は未定のままに。

 昨年11月、年内に新店舗が決まらなかった場合は営業再開を諦めようとした矢先、知人から空き店舗の情報が入った。店舗内の雰囲気や好条件から初見で契約した。

 心機一転で臨む再開の場所は県内一の歓楽街「松山」。官公庁や民間企業が立ち並んでいた旧店舗と客層は異なるが、三元豚を使用したカツカレーやカツ丼など「ガッツリ系」メニューで若年層の取り込みも狙う。

 新型コロナウイルスの影響で客足が不透明なことから、ランチメニューは従来の62種類から35種類に減らした。店内の座席数は35席。

 新型コロナのまん延防止等重点措置期間中は夜の部は休止。期間が明け、感染状況を見ながら恒例の民謡ライブは金・土曜日に開催する。

 「まんじゅまい」は石垣島の言葉で「パパイア」の意味。健康長寿の食材として縁起物のパパイアを長年、店名に据えてきた。

 70歳を過ぎて新たな挑戦に冨永さんは「この歳でも働ける喜びを日々、感じている」と笑顔で話す。次なる目標は沖縄の家庭の味を地域の人々に知ってもらうことと言い「多くの常連客に感謝しながら、新しい客との出会いを大切にしたい」と語った。

(社会部・砂川孫優)=金曜日掲載

【お店データ】昼営業は午前11時~午後2時、夜は午後5時半~午後10時半(まん延防止期間中、夜は休業)。日曜定休。 電話098(867)2771。