[名護市長選 2022・1・23]

「この子たちが親になっても子育てしやすい環境を」と願う大野千秋さんと子どもたち=19日、名護市大南

「若者の挑戦を後押ししてくれる名護市にしてほしい」と話す桃原紗希さん=12日、名護市宮里

「人が育つ街」をつくり上げてほしいと話す大城尚志さん=18日、名護市宮里

「農村エリアの定住環境づくりに取り組んでほしい」と話す深田友樹英さん=21日、名護市大浦

「この子たちが親になっても子育てしやすい環境を」と願う大野千秋さんと子どもたち=19日、名護市大南 「若者の挑戦を後押ししてくれる名護市にしてほしい」と話す桃原紗希さん=12日、名護市宮里 「人が育つ街」をつくり上げてほしいと話す大城尚志さん=18日、名護市宮里 「農村エリアの定住環境づくりに取り組んでほしい」と話す深田友樹英さん=21日、名護市大浦

 【名護市長選取材班】23日に投開票を控えた名護市長選は、辺野古への新基地建設への是非のほか、経済や子育て、地域振興など市民の関心事は幅広い。どのような思いで一票を投じるのか。有権者の思いを聞いた。

 2~14歳の7人の子どもを育てる大野千秋さん(32)は、保育料、給食費などの子育て支援の無償化はとても助かっているとした上で「子どもたちが、のびのびと遊べる施設を造ってほしい」と要望。元気に遊ぶ子どもたちの様子を見守りながら「この子たちが親になった時でも子育てしやすい環境だったらいいな。小さい子からお年寄りまで住みやすい名護市であってほしい」と願いを込めた。

 名桜大3年の桃原紗希さん(21)は「自然豊かで買い物する場所もあり生活しやすい」と名護の魅力を語る。辺野古新基地建設は長年名護が向き合ってきた重要な問題だと思いつつ、工事が進む現状を見ると「反対しても進んでしまうのでは」との思いもある。大学生への奨学金充実や、Wi-Fiが完備された勉強ができる施設が増えてほしいと願い「若者の挑戦を後押ししてくれる名護にしてほしい」と語った。

 元高校教諭の大城尚志さん(59)は「選挙は主権者教育の生きた教材。子どもたちの自立には話し合い、考え、自ら決める体験を重ねることが必要だ」と話す。望む名護市の将来像は「保育から高校、大学までを通じて名護ならではの『人が育つ街』」。子どもたちの成長と自立には、幼少から安心・安全に暮らせる環境が欠かせないとして、騒音や環境被害をもたらす基地ができれば取り返しがつかなくなると懸念する。

 地域の商業施設である市大浦の「わんさか大浦パーク」の深田友樹英代表(38)は、東海岸では賃貸住宅が少なく、若者の人口減が続いていると指摘。「農村エリアの定住環境づくりを進めてほしい」と話す。「地域の素晴らしい環境や資源を生かして仕事ができるというイメージを若い人たちに持ってほしい。地域に根差したローカルベンチャーや起業家が次々と生まれるような名護市になれば」との思いで一票を投じる。