沖縄県の離島・宮古島と多良間島を結ぶ新造船「フェリーたらま3」の就航を祝う記念式典が8日、多良間小学校の体育館で開かれた。伊良皆光夫村長は、村民の足として村の経済や生活に欠かせないと強調。「新しいフェリーが生活物資や農畜産物、貨物の輸送などの役割を担ってくれると期待している」と話した。

接岸する「フェリーたらまⅢ」

くす玉を割って新造船の就航を祝う多良間小学校の児童たち=8日、多良間村

接岸する「フェリーたらまⅢ」 くす玉を割って新造船の就航を祝う多良間小学校の児童たち=8日、多良間村

 「フェリーたらま3」は全長69メートルで総トン数499トン。積載重量250トンで小型車両26台を積載できる。平良港-普天間港を約2時間で結ぶ。

 総事業費は約18億円。県の「離島航路運航安定化支援事業」の補助金を活用し、村負担は7億6900万円。

 記念式典に先立ち同日、平良港でも出発式が開かれた。伊良皆村長のほか宮古島市の座喜味一幸市長も出席して祝辞を述べた。式典後にフェリーは多良間島の普天間港に向けて出港。多良間島では新しいフェリーを一目見ようと多くの村民が港に駆け付けた。到着すると、多良間小の児童が歓迎のエイサーを披露するなどにぎわった。(長岡秀則通信員)