放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が面白い。安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)という3世代のヒロインによって大正から令和までの100年をたどるという、朝ドラの常識を覆す大胆な設定で、スピーディーに山あり谷ありの日本の近現代をたどっていく。

 ラジオ英語講座や和菓子、時代劇といった要素と並んで、ドラマで最重要なキーワードが「ジャズ」。ビッグバンドやルイ・アームストロングの時代から、モダンジャズへ。音楽を担当したのは、「米米CLUB」のメンバーで長年サックスプレーヤーとして活躍し、ホーンユニット「BIG HORNS BEE」も率いる金子隆博(かねこ・たかひろ)さん。

 「カムカムエヴリバディ」のオリジナル・サウンドトラックとして「劇伴コレクション Vol.1」「ジャズ・コレクション」という2種類のCDを発表した金子さんに、「カムカム」に込めた思いと音楽への愛を聞いた。

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 -朝ドラという定番中の定番でありながら、ここまで挑戦的なドラマはなく、しかも音楽が果たしている役割はとても大きいと思います。金子さんにはお話がどういう経緯で来たんですか。...