営利目的で約2キロの大麻など違法薬物を密輸したとして大麻取締法、関税法違反の罪に問われた在沖米海兵隊伍長24)の初公判が28日、那覇地裁(小野裕信裁判官)であった。伍長は起訴内容を認め、検察は懲役3年と罰金50万円を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。判決は来月18日。

那覇地裁

 起訴状によると、伍長は昨年5~6月、米ネバダ州の郵便局から大麻リキッド約2キロなどを非公用軍事郵便物として米キャンプ瑞慶覧内の自宅宛てに発送させ、所持したとされる。

 2020年10月ごろから知人に誘われて密輸を始め、違法薬物を基地内で受け取り、基地の外に持ち出して回収役の人物に手渡す役割だったと証言。報酬は1回につき10万~20万円で「家族を養うため、請求書を支払うためにやった。稼ぎは少し増えた」と述べた。

 25日にはこの事件に関与し大麻取締法違反の罪などに問われた別の被告(23)=横浜市=の初公判が同地裁(坂本辰仁裁判官)であり、同被告は無罪を主張した。伍長から違法薬物を受け取る回収役で、東京の指示役に届けたとされる。