沖縄県尖閣諸島の領海内で中山義隆石垣市長や市職員、保守系市議らが乗船する調査船が海水採取などの調査活動を実施したことが31日、分かった。市側が東海大学の「望星丸」をチャーターし、同日午前7~10時まで魚釣島と周辺の北小島、南小島の近海で実施した。

尖閣諸島(資料写真)

 調査中、尖閣の領有権を主張する中国海警局の船2隻が領海内に侵入して来たが、海上保安庁の巡視船8隻が間に入り安全を確保した。同諸島を行政区域に持つ市は海洋基本計画に基づく環境調査としているが、日本の行政機関の異例の行為だけに中国側の反発も予想される。

 同海域の調査は2012年の東京都以来約10年ぶり。

 同日午後4時30分ごろ、石垣港に下船した中山市長は報道陣の取材に応じ、「漁業など周辺海域の利活用に向けての実態調査ということだ」と説明。海上視察は就任後初めてという。

 中国公船の追尾については「海上保安庁の船がしっかり守ってくれていたので恐怖感はなかった」と振り返った。