[胃心地いいね]もずく麺屋んつばた 宮古島市平良西里381

つるつるとした食感のもずく麺が楽しめる「もずく麺天ざるセット」

「宮古島の水産業を盛り上げたい」と話す本村貞和代表(中央)=1日、宮古島市平良西里

もずく麺屋 んつばた

つるつるとした食感のもずく麺が楽しめる「もずく麺天ざるセット」
「宮古島の水産業を盛り上げたい」と話す本村貞和代表(中央)=1日、宮古島市平良西里 もずく麺屋 んつばた

 宮古島市(沖縄県)平良西里のマティダ通り沿いに1月10日、オープンした「もずく麺屋んつばたまてぃだ通り店」。モズク漁歴33年の本村貞和さん(57)が育てる宮古島産の太モズクを使った「もずく麺」が人気のそば店で、地元客や観光客らが連日、足を運んでいる。

 店名の「んつばた」とは道端のことで本村さんの実家の屋号を店名にした。5代続く漁師の家に生まれた本村さんは、沖縄本島や東京で和食の料理人として6年間ほど修業をして帰郷。24歳で漁師を継ぎ、モズク漁にいそしむ。

 宮古島産モズクの消費拡大に合わせて、暑い宮古島で冷たいざるそばを提供しようと開業した。野菜てんぷら付きの「もずく麺天ざるセット」(850円)には生モズクも添えられる。

 天ざるのもずく麺は小麦粉7割、生モズク3割の配分で製麺する。コシのある歯応えとツルッとした食感で喉ごしもよく、麺と生モズクを一緒につゆに付けてすすると磯の香りも楽しめる。

 温かい宮古そばの「真謝そば」(700円)は毎日、本村さんが宮古島産カツオからだしを取る。「カチューユーのように飲み干せる」スープが特長だ。生モズクも食べ放題と、生産者直営店ならではのサービスがうれしい。

 もずく麺には遠浅の大浦湾で日光を受けて成長した良質のモズクを使う。70~80日で収穫する「早熟」から120日かけて収穫する「完熟」のモズクをうまく混ぜ合わせ風味豊かな麺に仕上げている。

 店舗にはフードロスをなくそうとマイナス60度の冷凍庫を設置した。麺やだしを冷凍し、その日使う分だけ解凍して提供することで食材廃棄を防ぐ。本村さんは「SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みも重視している。今後も宮古島の水産業を盛り上げたい」と話した。(宮古支局・知念豊)=金曜日掲載

 【お店データ】営業時間は午前11時~午後4時(ラストオーダー3時)。日曜定休。駐車場7台。