伊江島土地闘争のリーダーだった阿波根昌鴻さん(1901~2002年)が1955年から60年代に伊江島の人々の日常を撮影した写真300枚が、11日から伊江村はにくすにホールで初公開される。

阿波根昌鴻さんが撮影した伊江島の子どもたち。1950年代後半から60年代と見られる。(伊江島写真展実行委員会提供)

故阿波根昌鴻さん

阿波根昌鴻さんが撮影した伊江島の子どもたち。1950年代後半から60年代と見られる。(伊江島写真展実行委員会提供) 故阿波根昌鴻さん

 米軍による強制的な土地接収に反対する住民のリーダーだった阿波根さんは、証拠を記録するために写真を撮り始め、同時期に住民の日常も撮影していた。

 今回初公開されるのは、阿波根さんが残した写真ネガ約2600こまのうち300枚。かやぶきの建物の前で本を持つ子どもたちや、赤ちゃんを抱く少女、雑貨店の前で自転車を止める青年たちなどが撮影されている。

 写真展「島の人々」を主催する伊江島写真展実行委員会の比嘉豊光代表は「時代の記憶を共有したい。写された人々や撮影地の情報も募りたい」と話している。

 20日まで。入場無料。問い合わせは同実行委、電話090(6630)3597。(学芸部・真栄里泰球)