総合不動産業のタマキホーム(沖縄県那覇市、玉城公之社長)がインターネット上で資金を集めて不動産を運用する「不動産クラウドファンディング T’sファンディング」を始める。1月24日に不動産特定共同事業法に基づく県知事許可を県内で初めて取得。出資金の募集から運用、配当などができるようになった。5月から那覇市内で所有する分譲マンションなどを投資対象とした商品の販売を始める。価格の高騰や金融機関の審査厳格化などで不動産投資が落ち込む中、新たな需要の呼び水となるとの期待がある。(政経部・川野百合子)
T’sファンディングは、不動産証券化の一種。いわゆるファンドの形態で、多くの人から出資を募って不動産を売買・賃貸し、その収益を分配する仕組み。全国ではこの手法を使い大手不動産業者らが、マンションやオフィスビルなどを運用するケースが増えている。
タマキホームは、...