沖縄県警那覇署は17日、那覇市内に住む60代の女性がインターネット上で知り合った紛争地の外国人軍医を名乗る何者かから「出国するために金を貸してほしい」などと要求され、約1900万円をだまし取られたと発表した。署が詐欺事件として捜査するとともに、注意を呼び掛けている。

那覇警察署

 同署によると、女性は2020年10月ごろ、会員制交流サイト(SNS)上で、外国人軍医を名乗る何者かから日本語でメッセージを受け取り、知り合った。やりとりを続けると「愛している」と好意を示されるようになった。

 21年3月ごろ「食べ物を買うお金もなく、出国するために金が必要」「沖縄に来たらすぐに返済する」とのメッセージが来た。相手側からは顔写真なども送られてきていて、うそではないと信じた女性は指定された口座に700万円を振り込んだという。

 女性はその後も金を要求され、計15回にわたり計約1900万円を振り込んだ。振込先には県外の複数の口座が指定された。

 21年12月に女性の娘が不審に思い、那覇署に相談して詐欺が発覚した。県警は「見ず知らずの相手に金を要求された場合はまず周囲や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。