【嘉手納】沖縄の負担軽減を目的に、日米両政府が1月31日から2月18日まで実施した米軍嘉手納基地の訓練の一部グアム移転で、嘉手納基地周辺の航空機騒音の発生回数が、移転前より約1・5~1・6倍増加したことが18日、嘉手納町の調査で分かった。期間中は所属機の一部がグアムに行く一方、外来機の飛来が相次いでいた。

 當山宏町長は同日、「平常時より逆に増えている」と指摘。今回の移転は負担軽減に「つながっていない」との認識を示し、沖縄防衛局と第18航空団を訪ねて航空機騒音の軽減を要請した。

 町が設置した基地周辺の4測定局で、訓練移転前の昨年4月~今年1月と、移転後の1月31日~2月7日の1日の騒音発生平均回数を比較。...