比嘉座繁多川公演が3月26日、那覇市の繁多川公民館であった。「わかむんちゃー(若者)」がテーマ。祖父母世代の沖縄戦経験を受け止め「ちむぬなかねー フェンスやねさみ(心の中にはフェンスはない)」と、基地問題で沖縄の人が一つになる必要性を歌った。歌や踊りを交えた泣き笑いの舞台で観客を引き付けた。

「洗骨」を演じる比嘉陽花さん(中央)=那覇市、繁多川公民館

 演目「洗骨(しんくち)」は、戦時に墓へ避難し、厨子(ずし)甕(がめ)を誤って倒した女性を比嘉陽花さんが演じた。介護が必要になった女性が「墓ぬ骨ぬ まんちょんよー(墓の骨が混じっている)」と心残りを繰り返す。だが孫は理解できない。言葉の断絶とともに、文化の断絶をコメディー仕立てで鮮やかに伝えた。

 「あかんちゃかみやー(赤土を頭の上に載せる人)」は読谷村楚辺の戦争体験を、「ぅわーぐゎー節」では基地問題を取り上げた。

 琉球大学の学生10人が「ウヤファーフジと私」をテーマに、戦争体験の詩を創作し発表した。