一足早い7日に解除された沖縄県宮古島市では、解除後に基準を超える新規感染者が確認された。その後は減少傾向にあるが、市は感染者の確認が続いているとして「混雑した場所を避けるなど、感染対策を継続してほしい」と呼び掛けている。
市によると、7日から6日連続で新規感染者が前の週の同じ曜日を上回った。12日時点の人口10万人当たりの新規感染者数は275・84人と、解除基準(200人)を超えた。
翌週の13~19日は前の週の同じ曜日を下回り、19日時点の人口10万人当たりの新規感染者数は113・58人と減少した。
飲食店関係者からは、解除後も「客足は少なく効果は限定的だ」との声が上がる。平良西里にある「居酒屋五鉄」の砂川英輝代表(46)は「解除後に客足は戻りつつあるが2年前と比べたらまだまだ。国が収束宣言を出さないと、完全回復は難しいのでは」と話した。(宮古支局・知念豊)