沖縄県うるま市田場の県立中部農林高校で2月22日、「地域資源を活用した技術講習会」があり、パティシエや管理栄養士を目指す2年生18人が参加した。講師は、料理教室「自然をいただく春」を主宰する木村友美さん。マンゴーに比べると人気のないスターフルーツを、切り方一つで一気に「スター化」するレシピを伝授した。

生徒にスターフルーツの縦切りを教える木村友美さん(右端)=2月22日、うるま市・中部農林高校

縦に切り、筋と皮を取り除いたスターフルーツ

スターフルーツのコンフィを載せて飾ったピザ生地

生徒にスターフルーツの縦切りを教える木村友美さん(右端)=2月22日、うるま市・中部農林高校 縦に切り、筋と皮を取り除いたスターフルーツ スターフルーツのコンフィを載せて飾ったピザ生地

(中部報道部・平島夏実)

 木村さんによると、スターフルーツは南風原町で栽培が本格化して約30年になる。切り口が星形になるように包丁を入れるのが一般的だが、木村さんは「縦切り」を提案。中心部分の筋を取り除くことで、果肉のみずみずしい食感が引き立つという。

 2年生の石垣美侑さんは「スターフルーツなのに星形に切らないって斬新!」。小松美陽さんは「筋がないとシャキシャキ感が違う」と驚き、安里春輝さんも「スターフルーツを自分で買おうと思ったことは今までない。カシカシして味がないと思っていたけれど、すごくジューシー」と見直した。

 木村さんは「ノートはしまっちゃっていいから。五感をフル稼働して」と呼び掛け、「スターフルーツとマンゴーの違いって何だろう? マンゴーに近づけるには、甘味と酸味を少しずつ足してあげるといいよね」と説明。甘味には砂糖や蜂蜜、酸味にはシークヮーサー果汁を加えることを提案し、「スターフルーツのコンフィ」の作り方を実演した。

 砂糖と水を火にかけて作るカラメルは、苦味が出ないよう「うっすら茶色になるくらい」にとどめるのがこつ。縦切りにしたスターフルーツを加えたら、すぐに火を止める。

 出来上がったコンフィは、トマトソースや生ハムと合わせてピザにしたり、ドイツ風のフルーツケーキにしたり。

 木村さんは「私はスターフルーツの筋だけじゃなくて皮も取るんだけれど、熟れていればつるっとむけるのね。買ってから熟れるまで2週間くらい。食べ頃をきちんと見てあげることも大事です」と語り掛けた。