沖縄県東村高江の道路脇の私有地が米軍とみられる大型車両に踏み荒らされていたことが8日、分かった。今年に入り現場付近の農地の柵も倒れており、米軍の大型車両が現場を通行する様子を区民らが目撃している。仲嶺久美子区長と當山全伸村長は9日に沖縄防衛局を訪問し抗議する。

米軍車両のものとみられる農地のタイヤ痕=8日、東村高江

 踏み荒らされたのは牧草地で、少なくとも幅約2メートル、長さ約5メートル。仲嶺区長が2月19日に確認した。仲嶺区長はこれまでに何度も米軍車両が集落内や村道、農道を通行する様子を目撃し、区民からも苦情が相次いでいるとして、「今年に入って被害が続いており、区民が安心できない。集落や村道は通らないでほしい」と訴えた。

 當山村長は「道幅も狭い村民の生活道路を大型の米軍車両が通ることで、村民が危険な目に遭っている。私有地への乗り入れなどは許されない」と断じた。

 また米軍機による騒音も悪化しているといい、併せて防衛局に抗議する。仲嶺区長は「集落上空の飛行を止めてほしい」と強調した。(北部報道部・西倉悟朗)