沖縄県は13日、新たに10歳未満から90代の男女574人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の日曜日より38人増加し、8日ぶりに先週の同じ曜日を上回った。県の糸数公医療技監は「今週も先週と同じように減少傾向が続くのか、緩やかな増加に転じるのか、火曜日ごろまで状況を見て分析したい」と述べた。
宮古の直近1週間の感染者を前週と比較すると1・23倍。県内11市のうち、唯一1倍を超えている。糸数技監は増加に傾きつつあると警戒感を示し、「県外からの移入例が感染の広がりに影響している恐れもある」と話した。
新規574人を年代別に見ると、10代が133人で最多。次いで10歳未満109人などとなった。感染経路が判明しているのは275人。家庭内186人が最も多く、友人・知人62人、職場内18人と続いた。
直近1週間の人口10万人当たりの感染者は302・53人で全国14番目。全国平均300・62人を上回っている。
米軍関係は、嘉手納基地や普天間飛行場などで15人の感染が報告された。