沖縄地方の地震は全国と比べても少なくない。気象庁のデータを基に本紙が2019年~21年までの3年間の震度1以上の地震をまとめたところ、沖縄は252回だった。全国で17番目に多く、平均の230回を上回っている。今年に入り、本島周辺での小規模地震も頻発しており、沖縄気象台は日頃から地震へ備えるよう呼び掛ける。

2019~21年の都道府県別震度1以上の回数

 気象台によると、久米島の北西沖でことし1月30日から3月24日までに震度1以上の地震が26回発生している。揺れをわずかに感じる震度1は16回、震度2は10回で、最大規模は3月17日の午後8時33分に発生したマグニチュード(M)5・9だった。

 震源は東シナ海側の海底にある溝状地形の沖縄トラフ領域。気象台の地震火山課は3月18日以降も7回観測しているとし「活発な活動は継続している」と注意を呼び掛ける。

 一方、今回、政府の地震調査委員会が指摘した与那国島周辺でのM7級の地震との直接の因果関係は「考えにくい」とする。

 ただ、台湾周辺では地震は活発に起きており、3月23日にもM6・6が発生。石垣市や与那国町などで震度2を観測した。

 気象台の担当者は「地震はいつ起きるか分からない。日頃から家具を固定したり、避難経路やハザードマップの確認など十分に備えることが重要だ」と指摘した。

 19年から3年間に発生した252回の内訳は、震度4が2回、震度3が11回、震度2が65回、震度1が174回だった。(政経部・大野亨恭)