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衰弱したアオウミガメを保護 辺野古のカヌー市民「国の工事のせい」

2017年4月15日 13:16

 沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖で、新基地建設に抗議するカヌーに乗った市民が14日、弱り切った子どものアオウミガメを助け、本部町の沖縄美ら島財団の動物管理チームに引き渡した。第一発見者は、カメが衰弱していた理由を「国が工事で海を壊したから」と推察した。

基地建設に反対するカヌーに乗った市民が、辺野古の海で助けたアオウミガメ=14日午後4時半すぎ、名護市辺野古

 同日午後3時すぎ、11艇のカヌーに乗った一人、同市の島袋正さん(56)がオイルフェンスそばに漂うカメを見つけた。甲羅の長さ約40センチで推定2、3歳。泳ぐそぶりも見せないほど衰弱していたため、海水を掛けながら船で連れ帰り、動物管理チームに連絡した。

 同チームによると海水温が低い冬から春、子ガメが弱って漂流する例は多いという。ただ、島袋さんは辺野古の海の変容にこそ理由があるとみる。

 国が新基地工事を始め、沖で白波が立ってもフェンスなどで区切る内側はべたなぎの状態。「見た目以上に生物の『ふるさと』は壊されている。工事の船が急増し、水面下も汚濁防止膜がカーテン状に広がり、自由な往来を断つ」と語る。

 市民から「頑張れ」と送り出された子ガメは同日夕、無事に保護施設に着き、手当てを受けた。放流して海に返すことを目指す。

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