竹富町発注の海底送水管更新工事を巡る汚職事件で、加重収賄容疑などで再逮捕された前町長の西大舛高旬被告(74)=官製談合防止法違反の罪などで起訴=と、受注したJFEエンジニアリングの社員らが28日、追起訴された。人口約4千人の小さな自治体で起きた、全国有数の大手プラントメーカーと首長の癒着。越えてはいけない一線を踏み越えた背景には、40年以上前の敷設工事を受注したJFE側が、更新工事でも受注を必須と捉えた内部事情があったとみられる。

 九つの有人島からなる竹富町の課題は、安定した生活用水の確保。水が豊富な西表島と各離島を結ぶ海底送水管を、1970年代半ばに敷設した。当時受注したのが、今回逮捕者を出したJFEの前身・日本鋼管だった。

 老朽化に伴い2015年度から始まった更新工事は、JFEにとって「自分たちのシマ」(関係者)。受注が当然の案件となったが、...