陸上自衛隊の那覇駐屯地(那覇市)と知念分屯地(南城市)に「電子戦部隊」が17日付で配備されたことが分かった。沖縄県内への同部隊の配備は初めて。電子戦分野の能力を向上させ、宇宙・サイバーに並ぶ電磁波という新領域への対応を強化する狙いがある。

陸上自衛隊那覇駐屯地に配備されている車載型ネットワーク電子戦システム(NEWS)=27日、那覇市

 那覇駐屯地には、昨年3月に健軍駐屯地(熊本県)で発足した第301電子戦中隊の一部(約30人)、知念分屯地には第101電子戦隊(朝霞駐屯地、東京都練馬区)の一部(約20人)を配置した。

 電子戦部隊は、相手が発する電波の収集を主な任務とするが、有事には車載型ネットワーク電子戦システム(NEWS)から発する強力な電波で敵の通信機器を妨害するなどして対処することもできる。

 電子戦部隊は2023年度までに与那国駐屯地への配備も目指す。台湾海峡や尖閣諸島周辺の情勢緊迫化をにらみ、自衛隊の情報収集能力を強化する。

(東京報道部・嘉良謙太朗)