[エネルギー新時代](11)識者に聞く 千住智信琉大地域創成研究センター長

 二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル。2050年の達成に向けて取り組みや研究が世界的に進められている。琉球大学工学部では、地域創成研究センターにカーボンニュートラル研究部門を創設し、研究開発に取り組んでいる。同センター長を務める琉大工学部教授の千住智信氏に沖縄の展望を聞いた。(聞き手=編集委員・照屋剛志)

 -カーボンニュートラルへの意識が社会的に高まる中、琉大が研究部門を立ち上げた意義は。

 「これまでの研究で蓄えてきた知識や人材を活用し、社会課題の解決と地域活性化を目指そうと18年に地域創成研究センターを設立した。カーボンニュートラルは、世界的に取り組まれているが、社会に普及させるためには、技術や経済コストなどで課題がまだ多い。大学は研究開発で、その課題を乗り越える...