香川県でこのほど開かれた「第5回全国高校生花いけバトル」(主催・同実行委員会)に沖縄県立読谷高校の柳愛美さん(16)と桃原琴珀さん(16)の2人組チーム「Keep Smiling」が出場し、「花の里かがわ推進委員会長賞」に輝いた。大会出場まで、生け花経験はほぼゼロという2人。全国大会出場は「自分でもびっくりだった」というが、今では花材を組み合わせて作品を作る楽しさに魅了されている。(中部報道部・仲村時宇ラ)

香川県で開かれた全国大会で花を生ける柳愛美さん(全国高校生花いけバトル実行委員会提供)

県大会優勝の賞状を手に笑顔を浮かべる柳愛美さん(右)と桃原琴珀さん=読谷高校

香川県で開かれた全国大会で花を生ける柳愛美さん(全国高校生花いけバトル実行委員会提供) 県大会優勝の賞状を手に笑顔を浮かべる柳愛美さん(右)と桃原琴珀さん=読谷高校

■花いけバトル

 花いけバトルは、用意された花材や花器に5分間で即興の生け花を完成させ、作品や所作の美しさを競う大会。複数のチームが同時に競技するため、使いたい素材を先に使われることもあるなど、臨機応変な対応力や戦略性も求められる。

 中学生の時に大会を知り興味を持っていたという柳さんが、桃原さんを誘って昨年10月の県大会に出場。2人とも生け花経験はほとんどなく、桃原さんは「初めてはさみを持ったのは大会前日」というが、4校11チームの頂点に輝き、全国切符を手にした。全国の本番に向け、花屋を営む柳さんの母親にアドバイスをもらいながら、生け花の基本的な技術などを学んで備えた。

■個性的な作品

 「誰もやったことがない個性的な作品が作りたい」と話す柳さん。全国大会でも扱いの難しい竹を取り入れた作品にこだわり、中央部に大きな青竹2本を大胆に配置。そこから花が出てくるイメージで色鮮やかに仕上げた。桃原さんは「明るい色の花が好き」といい、背景色との相性も考えながらピンクや黄、白などのビビッドな色を効果的に使った。

 全国では「初めて見る花もあって楽しかった」と2人。一方で「レベルが高くて空気にのまれた」「もっと花の量を増やして迫力が出せれば」など、決勝進出を逃した悔しさもにじませつつ、他校の生徒に刺激も受けた。今後は学校で華道やフラワーアレンジメントの部活「フラワー部」の立ち上げも構想中だ。「課題はたくさん。もっと練習して今度こそ優勝したい」と笑顔を浮かべた。