沖縄県名護市立大宮小学校を今春卒業したばかりの児童らが、後輩たちにすてきなプレゼントを残した。校内のトイレや遊び場を色鮮やかにリニューアル。花壇に記念の苗を植えた。卒業プロジェクトの一環として、各クラス横断で協力して取り組んだ。

卒業プロジェクトの一環でトイレのドアに絵を描いた卒業生ら=3月29日、名護市・大宮小学校

 児童らは2月ごろから企画を開始。トイレのドアに色を塗り、後輩たちが「ケンケンパ」をして遊べるようにと地面に絵を描いたほか、花を植え付けるなど工夫を凝らした。各クラスでアイデアを持ち寄り、役割を分担して3月中旬までに完成させた。

 これまでは「暗くて、なんだか怖い」と言われていたという旧校舎のトイレは、児童らが絵を描いたことで明るい雰囲気に一変した。

 トイレのドアにジンベエザメの絵を描いた新城羅夢さんは「コロナで学校のイベントも規模が縮小したけど、最後にみんなで協力して作業できて楽しかった。いい思い出になった」と話す。上原心羽さんは「色がきれいに出るように工夫した。低学年からも好評だったのでうれしい」と笑顔を見せた。

 6年1組を担任した上原亜美教諭は「子どもたちが主体となって取り組む姿に成長を感じた。とてもたくましくなった」と目を細めた。

 (北部報道部・西倉悟朗)