今帰仁城が滅びた北山最後の戦いをゲームで体験できる設備が沖縄県今帰仁村歴史文化センターに導入され、1日から利用が始まった。最新の映像技術を使い、プレーヤーの体の動きがゴーグル内の映像に連動。新たな観光コンテンツとして来訪者の満足度の向上を目指す。玉城靖館長は「年表や説明板を読みながら見学するだけではなく、地元を含めた幅広い世代に興味を持ってもらうきっかけにしたい」と期待している。

ゲームの一場面。最新の映像技術で、ゴーグル内に現れる映像と透けて見える大型パネルが同時に見える(NTTドコモ提供)

今帰仁城の歴史を体験できるゲームに期待を寄せる玉城靖館長(右から3人目)とNTTドコモ九州支社の新城清貴・沖縄振興推進担当課長ら=今帰仁村歴史文化センター

ゲームの一場面。最新の映像技術で、ゴーグル内に現れる映像と透けて見える大型パネルが同時に見える(NTTドコモ提供) 今帰仁城の歴史を体験できるゲームに期待を寄せる玉城靖館長(右から3人目)とNTTドコモ九州支社の新城清貴・沖縄振興推進担当課長ら=今帰仁村歴史文化センター

 舞台は15世紀前半。北山軍が中山連合軍に攻め入られる場面で、プレーヤーは北山最後の攀安知(はんあんち)王に扮(ふん)する。宝剣「千代金丸」を模した刀の柄を振り下ろし、次々と目の前に現れる中山の武将を斬り倒していく。

 会場には敵の武将たちを描いた大型パネルが設置されて、ゴーグル越しに透けて見えるパネルの実物とゴーグル内に映し出される仮想の映像が同時に見られるMR(複合現実)技術が使われている。

 「やんばるの歴史・文化」の関連施設を整備する国の補助金を活用し、村の委託でNTTドコモが制作。同事業では2020年度までに他言語解説版や今帰仁城跡への誘導看板も設置されている。

 ゲーム名は「MR Battle of Nakijin」。計約10分で1人500円。対象年齢は14歳以上。今帰仁城跡のホームページから予約する。問い合わせは同センター、電話0980(56)3201。(北部報道部・粟国雄一郎)