[胃心地いいね](671)  CASA872 名護市許田315

人気メニューの「リオ・デ・チキン オバァーライス」

店主の大嶺力さん(左)。看板製作や内装などを手伝う叔父の我如古信一さん(右端)、いとこの我如古令侍さんといっしょに=4日、名護市許田

人気メニューの「リオ・デ・チキン オバァーライス」 店主の大嶺力さん(左)。看板製作や内装などを手伝う叔父の我如古信一さん(右端)、いとこの我如古令侍さんといっしょに=4日、名護市許田

 沖縄県名護市許田の国道58号沿い。ブラジル国旗がたなびくラテンキッチンダイナー「CASA872」の店内に入ると、陽気なラテンミュージックが出迎えてくれた。メニューにはブラジルやアルゼンチン、フランスやメキシコといった多国籍料理が並ぶ。

 店主の大嶺力さん(36)は幼少期から、ブラジルで移民生活を送った祖母や母が作るブラジルの家庭料理を食べて育った。県内の調理師専門学校を卒業後、洋食レストラン、ブラジル料理店、ビストロなどで経験を積み、今年2月に店をオープン。店の内装や看板は、親戚の協力で製作した。店名は母親がブラジルのサンパウロに住んでいた時の住所をそのまま使った。

 人気料理は「リオ・デ・チキン オバァーライス」(税込み950円)。チキンはビールとブラジルの蒸留酒で2日間漬け込んだ後、皮を炭火であぶって香りを付け、注文が入ってからオーブンでふっくらと焼き上げる。大嶺さんの祖母がよく食べさせてくれたという、卵黄に塩とガーリックパウダーで味付けした目玉焼きもチキンに添える。ハーブやニンニク、シークヮーサーで作ったさっぱりしたソースと、ハラペーニョやパプリカなどを混ぜたピリ辛ソースで味の変化も楽しめる。

 豆を使ったブラジルの家庭料理のフェイジョン・コン・ファロッファ(同950円)やコクのある味わいのフレンチ・ドライカレーも人気だ。本場の味を求めて、ブラジル人や外国人の客も多く訪れているという。大嶺さんは「世界中にある知られていないおいしい料理や文化を知るきっかけになればうれしい」と笑顔を見せる。(北部報道部・西倉悟朗)

 【お店データ】水曜定休。営業時間はランチ午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時半)。金~日曜は午後6~10時(ラストオーダー午後9時半)のディナー営業もしている。駐車場は4台。テークアウトは事前の電話予約がお薦め。電話090(1944)4049