子どもたちに芸術と音楽を身近に感じてもらおうと、沖縄県南城市佐敷の津波古区民でつくる「馬天おいしい会」はこのほど、ラテンバンド「ディアマンテス」のアルベルト城間さんと「アートピアノ」を制作し、津波古公民館に寄贈した。同公民館で子どもたちとピアノに色を塗り、3月に寄贈式を実施。アルベルトさんやジョニー宜野湾さんによるミニコンサートも開かれた。

アルベルト城間さん(左)とピアノに色を塗る子どもたち=南城市・津波古公民館

 「馬天おいしい会」は昨年9月から、子どもからお年寄りまで、幅広い世代が交流する「だれでも食べに来られる食堂」として、週2日オープンしている。活動場所の公民館にアートピアノを寄贈することで、渡辺正会長は「分け隔てなく、誰にでも会に来てほしい」と期待する。

 アルベルトさんがデザインし、色付けしたピアノを寄贈するのは那覇空港、読谷村地域振興センターに続いて3カ所目。2月26日にアルベルトさんがマスキングテープで描いたハートや雲などのモチーフに、子どもたちがペンキで色を塗った。参加した馬天小4年の瀬長來未(らいな)さん(9)は「丸くなったりするところが難しかったけど、楽しかった」と笑顔を浮かべる。

 「子どもたちに少しでもアートや音楽の楽しさを感じてほしい」とアルベルトさん。「生まれ育ったペルーにも良い大人たちがいた。次は僕の番」とほほ笑みながら、参加した子どもたちを見つめた。

(南部報道部・我喜屋あかね)